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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科73巻2号

2019年02月発行

文献概要

海外留学 不安とFUN・第38回

アメリカ西海岸ベイエリアでの留学生活・1

著者: 野呂隆彦123

所属機関: 1スタンフォード大学 2東京慈恵会医科大学眼科学教室 3東京都医学総合研究所・視覚病態プロジェクト

ページ範囲:P.198 - P.199

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スタンフォード大学(ベイエリア)

 現在私は,米国カリフォルニア州スタンフォード大学眼科のMary M. and Sash A. Spencer Center for Vision Research, Jeffrey Goldberg研究室に所属して,緑内障の基礎研究を行っております。スタンフォード大学は,アメリカ西海岸サンフランシスコから車で約1時間南に行ったところにあり,世界で2番目に広いキャンパスは世界中から集まった学生で活気に満ちております。「自由の風が吹く」を校訓に,コンピュータ関連企業の創始者OBを多く輩出し,シリコンバレーの中心となっています。

 シリコンバレーはイノベーションの聖地,天才たちがしのぎを削る場所といった印象で,近くには,アップル,フェイスブック,グーグル,マイクロソフト,インテル,ヤフーなどのIT企業の本社が並んでおり,私の研究室はプリンターなどで有名なヒューレット・パッカード社の隣にあります。周りの道路では,自動運転の電気自動車で有名なテスラが日常の足として多く見かけられ,さらにグーグル傘下のウェイモや,アップルが開発途中であるプロトタイプの車が自動運転のテスト走行をしており,すでに日常の光景となっていることに驚きます。そのような環境のなか,研究所ではGoldberg教授直属のプロジェクトチームに属し,緑内障に対する新たな治療法の開発を目指して勉強しております。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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