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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科73巻2号

2019年02月発行

文献概要

連載 眼科図譜

30MHz UBMおよび15MHz超音波B-モードによる霰粒腫の描出

著者: 柊山剰1 上岡弥生1 森高ルミ1 津曲美幸1

所属機関: 1柊山医院眼科

ページ範囲:P.231 - P.234

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緒言

 霰粒腫は瞼板のマイボーム腺に起こる慢性肉芽腫性炎症である。大きくなったものは,瞼に円形から楕円形の隆起として見えるが,初期のものは見てもわからず,触診すると皮下に小さな固い硬結として触れるが,無症状なので見逃すことも多い。

 今回,筆者らは超音波生体顕微鏡(ultrasound biomicroscopy:UBM)と通常の超音波B-モードを用いて眼瞼皮膚の隆起性病変を検査し,霰粒腫と診断し摘出した。

参考文献

1)Buchwald HJ, Spraul CW, Kampmeier J et al:Ultrasound biomicroscopy in eyelid lesions—a clinical study on 30 patients. Klin Monbl Augenheilkd 219:95-100, 2002
2)Buchwald HJ, Müller A, Kampmeier J et al:Optical coherence tomography versus ultrasound biomicroscopy of conjunctival and eyelid lesions. Klin Monbl Augenheilkd 220:822-829, 2003
3)Shiramizu KM, Kreiger AE, McCannel CA:Severe visual loss caused by ocular perforation during chalazion removal. Am J Ophthalmol 137:204-205, 2004
4)Nemet AY:Massive recurrent chalazion with anterior orbital extension. Ophthalmic Plast Reconstr Surg 32:145-146, 2016
5)Nemoto Y, Arita R, Mizota A et al:Differentiation between chalazion and sebaseous carcinoma by noninvasive meibography. Clin Ophthalmol 8:1869-1875, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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