文献詳細
文献概要
連載 眼炎症外来の事件簿・Case8
ステロイド抵抗性を示す高度な片眼性前眼部炎症がみられた13歳女児
著者: 竹内正樹1
所属機関: 1横浜市立大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.422 - P.425
文献購入ページに移動患者:13歳,女児
主訴:右眼眼痛,充血
既往歴:1歳時に川崎病,5歳時に滲出性中耳炎,10歳時に扁桃腺炎
家族歴:特記事項なし
現病歴:右眼充血,眼痛を自覚したため翌日に近医を受診した。流行性角結膜炎の疑いで抗菌薬点眼およびベタメタゾン点眼が開始された。その後も症状は増悪し,3日後より右虹彩炎が出現したため,プレドニゾロン30mg/日を投与された。しかし,症状の改善は得られず,総合病院を紹介され受診した。1時間ごとのベタメタゾン頻回点眼を行うも症状および所見の改善はみられなかった(図1)。難治性前眼部炎症の精査加療目的に当科を紹介され受診した。
主訴:右眼眼痛,充血
既往歴:1歳時に川崎病,5歳時に滲出性中耳炎,10歳時に扁桃腺炎
家族歴:特記事項なし
現病歴:右眼充血,眼痛を自覚したため翌日に近医を受診した。流行性角結膜炎の疑いで抗菌薬点眼およびベタメタゾン点眼が開始された。その後も症状は増悪し,3日後より右虹彩炎が出現したため,プレドニゾロン30mg/日を投与された。しかし,症状の改善は得られず,総合病院を紹介され受診した。1時間ごとのベタメタゾン頻回点眼を行うも症状および所見の改善はみられなかった(図1)。難治性前眼部炎症の精査加療目的に当科を紹介され受診した。
参考文献
1)Sadiq MA, Hassan M, Agarwal A et al:Endogenous endophthalmitis:diagnosis, management, and prognosis. J Ophthalmic Inflamm Infect. doi:10.1186/s12348-015-0063-y, 2015
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