文献詳細
文献概要
連載 眼炎症外来の事件簿・Case12
片眼性の繰り返すぶどう膜炎
著者: 園田康平1
所属機関: 1九州大学大学院医学研究院眼科学分野
ページ範囲:P.998 - P.1002
文献購入ページに移動患者:66歳,男性
主訴:左視力低下
既往歴・家族歴:高血圧(10年前),その他の特記事項なし
現病歴:20XX年9月,両眼の視力低下を自覚したため近医眼科を受診したところ白内障を指摘された。左眼の視力がより悪かったので,翌年(20XX+1年)3月に近医で白内障手術を行った。術後経過は良好で,左矯正視力は1.5であった。手術時期と定年退職が重なり,視力が改善したことで趣味の園芸に集中できると喜んでいた。
20XX+1年10月に左眼結膜下出血,軽度の虹彩毛様体炎を認めた。右眼は異常なし。近医でレボフロキサシン(クラビット®)4回/日,およびベタメタゾン(リンデロン®)4回/日点眼を開始し,2週間で炎症が軽快したために点眼は中止された。
20XX+2年1月に,再度左充血と視力低下を自覚し近医を再診した。矯正視力は右1.5,左1.0,眼圧は右14mmHg,左45mmHgであった。左前房内炎症が増強し,後発白内障も認めた。近医からアセタゾラミド(ダイアモックス®)1回2錠・1日2回を処方され,翌日に九州大学病院眼科を初診した。
生活歴:喫煙10本/日(20年)。ペット飼育歴なし。海外はハワイ旅行のみ。出身地は福岡県であった。
主訴:左視力低下
既往歴・家族歴:高血圧(10年前),その他の特記事項なし
現病歴:20XX年9月,両眼の視力低下を自覚したため近医眼科を受診したところ白内障を指摘された。左眼の視力がより悪かったので,翌年(20XX+1年)3月に近医で白内障手術を行った。術後経過は良好で,左矯正視力は1.5であった。手術時期と定年退職が重なり,視力が改善したことで趣味の園芸に集中できると喜んでいた。
20XX+1年10月に左眼結膜下出血,軽度の虹彩毛様体炎を認めた。右眼は異常なし。近医でレボフロキサシン(クラビット®)4回/日,およびベタメタゾン(リンデロン®)4回/日点眼を開始し,2週間で炎症が軽快したために点眼は中止された。
20XX+2年1月に,再度左充血と視力低下を自覚し近医を再診した。矯正視力は右1.5,左1.0,眼圧は右14mmHg,左45mmHgであった。左前房内炎症が増強し,後発白内障も認めた。近医からアセタゾラミド(ダイアモックス®)1回2錠・1日2回を処方され,翌日に九州大学病院眼科を初診した。
生活歴:喫煙10本/日(20年)。ペット飼育歴なし。海外はハワイ旅行のみ。出身地は福岡県であった。
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