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文献概要
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あとがき
著者: 井上幸次
所属機関:
ページ範囲:P.120 - P.120
文献購入ページに移動 本号の特集は「画像が開く新しい眼科手術」です。眼科は,顕微鏡によるマイクロサージェリーが導入されたことによって飛躍的に進歩し,近代的な眼科へと生まれ変わったと思われますが,今回それを超える画像時代がやってこようとしているわけです。すでに診断面ではOCTが眼科診断における大きな革命を起こしていますが,さらにそれにAIが今後急速に導入されていくことは間違いありません。それと同じ流れで,今後は術中OCTの導入を始めとして,さまざまな形のデジタル支援が行われるようになり,またいろいろなタイプのAIがリスク管理を始めとして,手術を補完するさまざまな情報を提供してくれるようになるでしょう。そのうえ,ヘッドアップサージェリーが広まれば,顕微鏡手術が過去のものとなっていくことも考えられます。
このようにものごとがガラッと変わる激変の時代,その変化にどうやってキャッチアップしていったらよいかは我々医療者にとって大きな問題です。新しい技術の中には,今後残っていくものがある一方で,一過性で消えていってしまうものもあるはずです。また,AIについては,診断面でもそうですが,我々人間にはわからないブラックボックス的なものがあるので,果たしてAIが正しいのかどうかをどうやって判断したらよいかというジレンマも発生します。しかし,この変化は不可避なものなので,新たな時代に適切に対応するノウハウを我々もしっかりと学んでいかなければなりません。私のような古いアナログ人間も,これからはデジタル人間に脱皮していかなければならないのだと思います。本特集は現在の手術における新しい画像技術のすべてが網羅されていて,読者の皆さんの脱皮に必ず役立つことと思います。
このようにものごとがガラッと変わる激変の時代,その変化にどうやってキャッチアップしていったらよいかは我々医療者にとって大きな問題です。新しい技術の中には,今後残っていくものがある一方で,一過性で消えていってしまうものもあるはずです。また,AIについては,診断面でもそうですが,我々人間にはわからないブラックボックス的なものがあるので,果たしてAIが正しいのかどうかをどうやって判断したらよいかというジレンマも発生します。しかし,この変化は不可避なものなので,新たな時代に適切に対応するノウハウを我々もしっかりと学んでいかなければなりません。私のような古いアナログ人間も,これからはデジタル人間に脱皮していかなければならないのだと思います。本特集は現在の手術における新しい画像技術のすべてが網羅されていて,読者の皆さんの脱皮に必ず役立つことと思います。
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