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特集 第73回日本臨床眼科学会講演集[8] 原著
視覚障害者の就労支援マニュアルの開発—支援ツールの開発
著者: 高橋広1 氏間和仁2 岩井克之3 村上美紀4 山田信也5 山田敏夫6 吉田治6 近藤寛之7
所属機関: 1北九州市立総合療育センター眼科 2広島大学大学院教育学研究科 3合同会社ネクストコード 4むらかみ眼科 5国立福岡視力障害センター 6日本ロービジョン学会 7産業医科大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1314 - P.1319
文献購入ページに移動対象と方法:北九州総合療育センター眼科を2019年2〜4月に受診した視野障害者の支援者15名に対し,ゴールドマン視野表の説明,冊子「みる 見る 診る」と開発したタブレット端末の支援ツール試作版を見せ,見え方がイメージできたかどうかを質問し,イメージできた人数を比較した。
結果:視野表の説明のみで,「少しイメージできた」者が5名で,他の10名は全くイメージができなかった。また,「みる 見る 診る」でイメージできた者は,10名であった。一方,支援ツール試作版では15名全員が視野障害のイメージができた。
結論:タブレット端末により視野障害をイメージすることが容易になり,眼疾患の理解を深めることができた。就労場面において,多くの支援者と共通の認識に立つこともできる可能性が示唆された。
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