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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科74巻11号

2020年10月発行

文献概要

増刊号 すべて見せます! 患者説明・同意書マニュアル—[特別Web付録]説明書・同意書の実例99点 1 眼瞼

睫毛内反症手術—内眥形成術

著者: 石嶋漢1

所属機関: 1北海道大学大学院医学研究院眼科学教室

ページ範囲:P.16 - P.18

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手術・検査の概要

 上眼瞼の先天性睫毛内反症は,眼瞼の前葉(皮膚,筋肉など瞼の表面側の組織)の相対的な多さや,いわゆる二重瞼でないため皮膚が目側に移動しやすいことにより,睫毛が角膜に触れさまざまな症状を生じる。目の内側にある皮膚が眼瞼皮膚を牽引し,内反症の原因になっている場合がある(図1)1)

 睫毛が目に当たると痛みや違和感があり,重症化すると角膜潰瘍,弱視の原因となる。視力発達の原因と考えられる場合は手術を早期に行う。そのため,眼科にて視力検査,角膜に傷ができていないかを確認する必要がある2)

参考文献

1)鹿嶋友敬:日眼会誌114:105-109,2010
2)合同ガイドライン委員会(日本形成外科学会,日本頭蓋顎顔面外科学会,日本創傷外科学会):形成外科診療ガイドライン6巻「頭頸部・顔面疾患」.Ⅲ編,2015
3)合同ガイドライン委員会(日本形成外科学会,日本頭蓋顎顔面外科学会,日本創傷外科学会):形成外科診療ガイドライン4巻「頭蓋顎顔面疾患」.Ⅲ編2章,2015
4)内田準一:形成美容外科の実際.72-75,金原出版,東京,1967

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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