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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科74巻11号

2020年10月発行

文献概要

増刊号 すべて見せます! 患者説明・同意書マニュアル—[特別Web付録]説明書・同意書の実例99点 1 眼瞼

睫毛乱生症手術

著者: 國正茜1

所属機関: 1金沢医科大学眼科学講座

ページ範囲:P.26 - P.26

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手術・治療の概要

 睫毛乱生とは,睫毛の生えている方向や配列の乱れにより,眼瞼内反がないにもかかわらず睫毛が角膜や結膜に当たっている状態である。原因としては特発性のものがほとんどであるが,毛根周囲の炎症による配列の変化で生じることもある(例えば,外傷・術後,結膜炎による結膜瘢痕など)。その他,睫毛重生も原因として挙げられる。

 診断には臨床的に行い,フルオレセイン染色にて角膜の状態を確認する。治療方法としては,睫毛抜去,レーザー毛根破壊術,睫毛電気分解,Lid splitting,毛根切除などが挙げられる。

参考文献

1)高比良雅之:あたらしい眼科29:899-905,2012
2)遠藤朝美:眼科グラフィック4:449-453,2015
3)渡辺彰英:眼科グラフィック2:447-450,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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