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増刊号 すべて見せます! 患者説明・同意書マニュアル—[特別Web付録]説明書・同意書の実例99点 3 眼外傷
眼内異物除去術
著者: 小菅正太郎1
所属機関: 1昭和大学江東豊洲病院眼科
ページ範囲:P.55 - P.57
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眼内異物とは,異物が角膜または結膜・強膜を穿孔して眼内にとどまっている状態であり,失明や視機能に大きな影響を与える恐れのある眼科救急疾患である。眼内異物には前房内異物,水晶体異物,硝子体網脈絡膜異物がある。異物の種類,飛入部位,到達部位により,白内障,硝子体出血,網膜剝離,眼内炎などを合併している症例も多い。そのため,角・強膜創の縫合術,白内障や硝子体手術などについて,患者に説明する必要がある。
発症原因は青壮年,男性の作業中の受傷がほとんどで,異物は金属片が多く,その他に木片やガラス片などがある。症状は無症状から,充血,眼痛,霧視,高度な視力低下などさまざまである。異物が小さく,高速で飛入した場合には症状が乏しいこともあるので,初診時の詳細な問診(いつ・どこで・誰が・何をしていて受傷したか)は眼内異物の診断にとても重要である。
眼内異物とは,異物が角膜または結膜・強膜を穿孔して眼内にとどまっている状態であり,失明や視機能に大きな影響を与える恐れのある眼科救急疾患である。眼内異物には前房内異物,水晶体異物,硝子体網脈絡膜異物がある。異物の種類,飛入部位,到達部位により,白内障,硝子体出血,網膜剝離,眼内炎などを合併している症例も多い。そのため,角・強膜創の縫合術,白内障や硝子体手術などについて,患者に説明する必要がある。
発症原因は青壮年,男性の作業中の受傷がほとんどで,異物は金属片が多く,その他に木片やガラス片などがある。症状は無症状から,充血,眼痛,霧視,高度な視力低下などさまざまである。異物が小さく,高速で飛入した場合には症状が乏しいこともあるので,初診時の詳細な問診(いつ・どこで・誰が・何をしていて受傷したか)は眼内異物の診断にとても重要である。
参考文献
1)井上 真:眼外傷(眼内異物を含む).大鹿哲郎(監):眼手術学8.241-253,文光堂,東京,2012
2)野田康雄:眼科手術28:352-358,2015
3)池田俊英:硝子体/眼内異物.坂本泰二(編):眼救急疾患スクランブル(専門医のための眼科診療クオリファイ21).245-248,中山書店,東京,2014
4)小泉 閑:硝子体・網膜異物への処置.坂本泰二(編):眼救急疾患スクランブル(専門医のための眼科診療クオリファイ21).295-299,中山書店,東京,2014
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