文献詳細
文献概要
増刊号 すべて見せます! 患者説明・同意書マニュアル—[特別Web付録]説明書・同意書の実例99点 7 屈折矯正
オルソケラトロジー
著者: 中井義典1
所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.102 - P.103
文献購入ページに移動治療法の概要
オルソケラトロジーは,特殊なカーブをもつハードコンタクトレンズにより角膜前面のカーブを平坦に変形させ,一時的に近視の矯正を行う方法である。夜間就寝中にコンタクトレンズを装用し,日中は裸眼で生活できることを目標としている(図1)。−1.0Dから,最大−8.0D程度の近視を矯正することが可能とされている。装用を中止することで角膜は元の状態に戻るので,可逆的な屈折矯正方法であることがメリットである。最近では学童の近視進行を抑制する効果が確認され,20歳未満の症例も適応となったことにより,処方が拡大している1〜3)。
オルソケラトロジーは,特殊なカーブをもつハードコンタクトレンズにより角膜前面のカーブを平坦に変形させ,一時的に近視の矯正を行う方法である。夜間就寝中にコンタクトレンズを装用し,日中は裸眼で生活できることを目標としている(図1)。−1.0Dから,最大−8.0D程度の近視を矯正することが可能とされている。装用を中止することで角膜は元の状態に戻るので,可逆的な屈折矯正方法であることがメリットである。最近では学童の近視進行を抑制する効果が確認され,20歳未満の症例も適応となったことにより,処方が拡大している1〜3)。
参考文献
1)中村葉・他:日コレ誌56:19-22,2014
2)Hiraoka T et al:Ophthalmology 122:93-100, 2015
3)柿田哲彦・他:日本の眼科87:527-534,2016
掲載誌情報