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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科74巻11号

2020年10月発行

文献概要

増刊号 すべて見せます! 患者説明・同意書マニュアル—[特別Web付録]説明書・同意書の実例99点 7 屈折矯正

オルソケラトロジー

著者: 中井義典1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.102 - P.103

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治療法の概要

 オルソケラトロジーは,特殊なカーブをもつハードコンタクトレンズにより角膜前面のカーブを平坦に変形させ,一時的に近視の矯正を行う方法である。夜間就寝中にコンタクトレンズを装用し,日中は裸眼で生活できることを目標としている(図1)。−1.0Dから,最大−8.0D程度の近視を矯正することが可能とされている。装用を中止することで角膜は元の状態に戻るので,可逆的な屈折矯正方法であることがメリットである。最近では学童の近視進行を抑制する効果が確認され,20歳未満の症例も適応となったことにより,処方が拡大している1〜3)

参考文献

1)中村葉・他:日コレ誌56:19-22,2014
2)Hiraoka T et al:Ophthalmology 122:93-100, 2015
3)柿田哲彦・他:日本の眼科87:527-534,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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