文献詳細
文献概要
増刊号 すべて見せます! 患者説明・同意書マニュアル—[特別Web付録]説明書・同意書の実例99点 8 角膜
角膜クロスリンキング
著者: 愛新覚羅維1
所属機関: 1アイクリニック大井町
ページ範囲:P.154 - P.156
文献購入ページに移動手術・治療の概要
角膜クロスリンキング(corneal crosslinking:CXL)は,2003年にドイツのドレスデン工科大学医学部のWollensak,Seilerらにより開発された治療法で,370nmの長波長紫外線(UVA)に対するリボフラビンの感受性を利用し,角膜実質コラーゲン線維の架橋を強め,剛性を高める方法である(図1)1)。CXLは円錐角膜の進行を人工的に停止させるという新しいコンセプトの治療として,すでに有効性と安全性が確立されている。
CXLの術式は大きく標準法と改良法に分かれ,それぞれについて詳しく述べる。
角膜クロスリンキング(corneal crosslinking:CXL)は,2003年にドイツのドレスデン工科大学医学部のWollensak,Seilerらにより開発された治療法で,370nmの長波長紫外線(UVA)に対するリボフラビンの感受性を利用し,角膜実質コラーゲン線維の架橋を強め,剛性を高める方法である(図1)1)。CXLは円錐角膜の進行を人工的に停止させるという新しいコンセプトの治療として,すでに有効性と安全性が確立されている。
CXLの術式は大きく標準法と改良法に分かれ,それぞれについて詳しく述べる。
参考文献
1)Wollensak G et al:Am J Ophthalmol 135:620-627, 2003
2)Hashemi H et al:Ophthalmology 120:1515-1520, 2013
3)Wernli J et al:Invest Ophthalmol Vis Sci 54:1176-1180, 2013
4)Leccisotti A et al:J Refract Surg 26:942-948, 2010
掲載誌情報