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増刊号 すべて見せます! 患者説明・同意書マニュアル—[特別Web付録]説明書・同意書の実例99点 9 ぶどう膜炎
アダリムマブ(ヒュミラ®)
著者: 眞下永1
所属機関: 1JCHO大阪病院眼科
ページ範囲:P.158 - P.160
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アダリムマブ(ヒュミラ®)は腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬の1つで,完全ヒト型抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体である。2008年に関節リウマチに対して保険適用となり,その後も多種の自己免疫疾患に適用となり,広く使用されている。2016年に「既存治療で効果不十分な非感染性の中間部,後部又は汎ぶどう膜炎」(適正使用ガイド)に対して保険適用となった。すでにBehçet病による難治性網膜ぶどう膜炎に保険適用となっていたインフリキシマブ(レミケード®)が点滴注射製剤であるのに対し,ヒュミラ®はBehçet病以外の非感染性のぶどう膜炎にも使用できる皮下注射製剤である。初回は80mgを投与後1週間後から40mgを2週ごとに皮下注射するが,数回の指導を経れば自己注射が可能である。
ヒュミラ®の使用時に大切なことは,『非感染性ぶどう膜炎に対するTNF阻害薬使用指針および安全対策マニュアル(2019年度)』1)を順守することである。
アダリムマブ(ヒュミラ®)は腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬の1つで,完全ヒト型抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体である。2008年に関節リウマチに対して保険適用となり,その後も多種の自己免疫疾患に適用となり,広く使用されている。2016年に「既存治療で効果不十分な非感染性の中間部,後部又は汎ぶどう膜炎」(適正使用ガイド)に対して保険適用となった。すでにBehçet病による難治性網膜ぶどう膜炎に保険適用となっていたインフリキシマブ(レミケード®)が点滴注射製剤であるのに対し,ヒュミラ®はBehçet病以外の非感染性のぶどう膜炎にも使用できる皮下注射製剤である。初回は80mgを投与後1週間後から40mgを2週ごとに皮下注射するが,数回の指導を経れば自己注射が可能である。
ヒュミラ®の使用時に大切なことは,『非感染性ぶどう膜炎に対するTNF阻害薬使用指針および安全対策マニュアル(2019年度)』1)を順守することである。
参考文献
1)日本眼炎症学会ホームページ http://jois.umin.jp/tnf.html
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