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増刊号 すべて見せます! 患者説明・同意書マニュアル—[特別Web付録]説明書・同意書の実例99点 11 緑内障
レーザー毛様体破壊術
著者: 小島祥1
所属機関: 1熊本大学大学院生命科学研究部眼科学講座
ページ範囲:P.194 - P.195
文献購入ページに移動手術・治療の概要
レーザー照射による光凝固で毛様体を破壊し,房水産生を抑制することで眼圧下降を図る治療法である1)。本稿では経強膜的毛様体光凝固術の同意書をもとにした解説を行うが,レーザー毛様体光凝固術には照射方法の違いから,経強膜法,経瞳孔法,眼内法がある。定量性に乏しく,眼球癆といった重篤な副作用もある治療法で2),すでに視機能が失われていて高眼圧による疼痛を生じている症例や,複数回の濾過手術を行ってもなお眼圧コントロールが不良な症例などが適応となる。近年,マイクロパルス波による経強膜毛様体光凝固術が普及している3)。また,海外では眼内毛様体光凝固術が一般的になってきている。ともに従来の毛様体光凝固術と比較してより安全性が高いとされている。
レーザー照射による光凝固で毛様体を破壊し,房水産生を抑制することで眼圧下降を図る治療法である1)。本稿では経強膜的毛様体光凝固術の同意書をもとにした解説を行うが,レーザー毛様体光凝固術には照射方法の違いから,経強膜法,経瞳孔法,眼内法がある。定量性に乏しく,眼球癆といった重篤な副作用もある治療法で2),すでに視機能が失われていて高眼圧による疼痛を生じている症例や,複数回の濾過手術を行ってもなお眼圧コントロールが不良な症例などが適応となる。近年,マイクロパルス波による経強膜毛様体光凝固術が普及している3)。また,海外では眼内毛様体光凝固術が一般的になってきている。ともに従来の毛様体光凝固術と比較してより安全性が高いとされている。
参考文献
1)日本緑内障学会緑内障診療ガイドライン作成委員会:日眼会誌122:5-53,2018
2)Ishida K:Curr Opin Ophthalmol 24:102-110, 2013
3)Aquino MC et al:Clin Exp Ophthalmol 43:40-46, 2015
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