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増刊号 すべて見せます! 患者説明・同意書マニュアル—[特別Web付録]説明書・同意書の実例99点 12 網膜硝子体
硝子体手術—裂孔原性網膜剝離
著者: 佐藤智人1
所属機関: 1防衛医科大学校眼科学教室
ページ範囲:P.230 - P.232
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裂孔原性網膜剝離(以下,網膜剝離)とは,網膜に発生した孔から硝子体液が神経網膜層と網膜色素上皮(RPE)層の間に貯留し,その結果,視細胞が変性して不可逆的な視機能障害を生じる疾患である。
網膜剝離に対する術法は,硝子体手術とバックリング手術(p.248-250参照)に大きく分けられる。硝子体手術を術法として選択すべきは,①巨大裂孔,②渦静脈膨大部より深い裂孔,③2象限以上にまたがり,かつ深さの異なる多発裂孔,④硝子体出血などによる硝子体混濁,⑤裂孔不明の症例が挙げられる。
裂孔原性網膜剝離(以下,網膜剝離)とは,網膜に発生した孔から硝子体液が神経網膜層と網膜色素上皮(RPE)層の間に貯留し,その結果,視細胞が変性して不可逆的な視機能障害を生じる疾患である。
網膜剝離に対する術法は,硝子体手術とバックリング手術(p.248-250参照)に大きく分けられる。硝子体手術を術法として選択すべきは,①巨大裂孔,②渦静脈膨大部より深い裂孔,③2象限以上にまたがり,かつ深さの異なる多発裂孔,④硝子体出血などによる硝子体混濁,⑤裂孔不明の症例が挙げられる。
参考文献
1)Holladay JT et al:J Cataract Refract Surg 14:17-24, 1988
2)Chalam KV et al:Surv Ophthalmol 49:437-445, 2004
3)Androudi S et al:Acta Ophthalmol 90:409-410, 2012
4)Mietz H et al:Br J Ophthalmol 79:874-877, 1995
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