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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科74巻11号

2020年10月発行

文献概要

増刊号 すべて見せます! 患者説明・同意書マニュアル—[特別Web付録]説明書・同意書の実例99点 12 網膜硝子体

トリアムシノロンアセトニド(マキュエイド®)テノン囊下注射

著者: 小島祥1

所属機関: 1熊本大学大学院生命科学研究部眼科学講座

ページ範囲:P.256 - P.257

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治療法の概要

 糖尿病黄斑浮腫,網膜静脈閉塞症および非感染性ぶどう膜炎に伴う黄斑浮腫に対する治療としてトリアムシノロンアセトニド(マキュエイド®)のテノン囊下注射(sub-Tenon's triamcinolone acetonide injection:STTA)がある。マキュエイド®は長期作用型の副腎皮質ステロイドで,その消炎作用が黄斑浮腫を軽減させるといわれている。2017年にテノン囊下注射が保険適用となった。

 マキュエイド®は白色結晶性の粉末で,テノン囊下注射の場合は1バイアルに1.0mLの生理食塩水または眼灌流液を注入してトリアムシノロンアセトニド濃度が40mg/mLになるように用時懸濁し,20mg/0.5mLをテノン囊下に注入する。

参考文献

1)Bonini-Filho MA et al:Invest Ophthalmol Vis Sci 46:3845-3849, 2005
2)Inatani M et al:Am J Ophthalmol 145:676-681, 2008
3)Maeda Y et al:PLoS One 14:e0226118, 2019
4)Shimura M et al:Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 247:907-912, 2009
5)Byun YS et al:J Ocul Pharmacol Ther 25:159-162, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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