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特集 黄斑円孔/偽円孔手術を極める! 【手術適応と基本手技】
特発性黄斑円孔に対する硝子体手術
著者: 厚東隆志1
所属機関: 1杏林大学医学部眼科学教室(杏林アイセンター)
ページ範囲:P.1510 - P.1515
文献購入ページに移動●Inverted ILM flap法など手術手技の向上に伴い,stageを問わず手術適応となった。
●後部硝子体未剝離の症例が大半であり,医原性裂孔の合併なども生じやすい。定型的な手術ではあるが丁寧な手術手技が求められる。
●フレックスループや自分に合った鑷子の選択など,器具の選択にも気を配るとよい。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年12月)。
●後部硝子体未剝離の症例が大半であり,医原性裂孔の合併なども生じやすい。定型的な手術ではあるが丁寧な手術手技が求められる。
●フレックスループや自分に合った鑷子の選択など,器具の選択にも気を配るとよい。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年12月)。
参考文献
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