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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科74巻2号

2020年02月発行

文献概要

特集 日常臨床でのロービジョンケアの勘どころ 【疾患ごとの勘どころ】

緑内障のロービジョンケアの勘どころ

著者: 奈良井章人12 川瀬和秀3

所属機関: 1奈良井眼科 2広島大学医学部眼科学教室 3岐阜大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.166 - P.172

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●緑内障患者のロービジョンケアにおいては,ニーズの調査をしっかりと行い,適切な補装具や福祉制度,当事者団体についての情報提供を行う必要がある。

●1つの施設でのケアにこだわらず,視覚障害者施設などとの協力体制を構築しておくことが大切である。

●小児緑内障患者は発達遅延を伴う場合もあり,羞明の訴えがなくても早期の遮光および矯正眼鏡の処方を行う必要がある。

●緑内障のロービジョンケアは,病型・病気の違いなどによって多様なニーズが生じるので,それらに対して柔軟に対応していく必要がある。

参考文献

1)Iwase A, Suzuki Y, Araie M et al:The prevalence of primary open-angle glaucoma in Japanese:the Tajimi Study. Ophthalmology 111:1641-1648, 2004
2)Ikesugi K, Ichio T, Tsukitome H et al:Annual incidences of visual impairment during 10-year period in Mie prefecture, Japan. Jpn J Ophthalmol 61:293-298, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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