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Terson症候群
著者: 山口純1 中澤満2
所属機関: 1北里大学病院 2弘前大
ページ範囲:P.251 - P.251
文献購入ページに移動初診時の視力は右0.05(0.2×−5.50D()cyl−1.50D 165°),左0.03(0.1×−4.25D()cyl−3.00D 180°)で,眼圧は右20mmHg,左17mmHgであった。眼底所見は,両眼ともに写真のように視神経乳頭周囲の網膜出血,アーケード血管付近まで広がる斑状の網膜下出血,黄斑部にかかる内境界膜下出血と複数の層にわたって出血が認められた。中心窩下には硬性白斑様の白色変化がみられ,OCTでは測定光のブロックにより詳細は不明であるが,網膜色素上皮から外顆粒層へ広がる高反射像が確認された。
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