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Book Review
蛍光眼底造影ケーススタディ—エキスパートはFA・IA・OCTAをこう読み解く フリーアクセス
著者: 辻川明孝1
所属機関: 1京大大学院・眼科学
ページ範囲:P.438 - P.438
文献概要
蛍光眼底造影は網膜疾患診療の基本ですが,「読影」のスキルアップはなかなか難しいといえます。その理由に造影検査画像には典型例が少なく,多くの所見の集合体であることをまず挙げることができるでしょう。さらに,造影開始から画像は刻々と変化するため,所見を得るためには見るべき画像を選び,その変化も考慮する必要があります。また,近年急速に普及しているOCT angiographyには特有のアーチファクトがあります。「読影」スキルアップのための最初のステップはエキスパートの「読影」を聞いて,それぞれの所見の読み方,着目するべき箇所を理解することです。その上で,自分で行った「読影」をエキスパートの前で披露し,批評してもらうことでステップアップが望めますが,そのような恵まれた環境にいる人ばかりではありません。
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