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特集 第73回日本臨床眼科学会講演集[3] 原著
ソフトウェアを用いた視覚障害認定用ゴールドマン視野結果の半自動解析
著者: 飯田悠人1 秋元正行1
所属機関: 1大阪赤十字病院眼科
ページ範囲:P.637 - P.640
文献購入ページに移動対象と方法:画像解析ソフトImageJのマクロ言語を用いて,ゴールドマン視野結果の画像から各方向の視野角度を半自動的に数値化するソフトウェアを開発した。ソフトウェアによる測定の有効性を評価するため,実際の症例の視野パターンを模したゴールドマン視野を擬似的に20例作成し,従来の紙面上で定規を用いて測定し角度を算出する方法と,今回開発したソフトウェアを用いた方法の2つの方法で同一画像の測定を行い,結果を比較した。
結果:従来の方法による測定とソフトウェアを用いた測定の結果は,高い相関を示した(ρ=0.9998,p<0.01)。測定に要した時間もソフトウェアを用いたほうがより短かった。
結論:ソフトウェアを用いたゴールドマン視野結果の定量評価は,従来の手作業での測定と比較し,より簡便であり,診療業務の負担軽減に役立つ可能性がある。
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