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文献概要
患者は49歳,女性。両眼の視力低下を自覚し,近医を受診した。両眼の増殖糖尿病網膜症と診断され,当院へ紹介された。初診時の所見は増殖変化に伴う右眼後極部の牽引性網膜剝離,左眼網膜全剝離が認められた。視力は右(0.2),左光覚弁(+)であった。
右眼優先の早急な手術計画となったが,初診時にHbA1c 14.5%の未治療の糖尿病であったため,糖尿病・内分泌内科と連携のうえ,初診時から約2週間の血糖コントロール後に入院し,手術加療となった。この間に右眼に対して抗VEGF療法および汎網膜光凝固術を施行した。注射後1週間で,初診時に右眼の走査レーザー検眼鏡(SLO)検査で認められた網膜新生血管が著明に消退していることを確認できた。
右眼優先の早急な手術計画となったが,初診時にHbA1c 14.5%の未治療の糖尿病であったため,糖尿病・内分泌内科と連携のうえ,初診時から約2週間の血糖コントロール後に入院し,手術加療となった。この間に右眼に対して抗VEGF療法および汎網膜光凝固術を施行した。注射後1週間で,初診時に右眼の走査レーザー検眼鏡(SLO)検査で認められた網膜新生血管が著明に消退していることを確認できた。
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