文献詳細
連載 眼炎症外来の事件簿・Case23
文献概要
患者:78歳,男性
主訴:右眼視力低下
既往歴:糖尿病(無治療),フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ球性白血病(以下,Ph陽性ALL)(チロシンキナーゼ阻害薬を中心にした化学療法をしていたが,2年前を最後に治療自己中断),不安定狭心症,認知症,スティーブンス・ジョンソン症候群(被疑薬はイマチニブ)
家族歴:特記事項なし
現病歴:右眼の視力低下を自覚して近医眼科を受診したところ,右眼に前房内蓄膿および虹彩ルベオーシスがみられたため,広島大学病院ぶどう膜炎外来に紹介された。過去には何度か前房内炎症があり,0.1%フルオロメトロン点眼で加療したことがある。
主訴:右眼視力低下
既往歴:糖尿病(無治療),フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ球性白血病(以下,Ph陽性ALL)(チロシンキナーゼ阻害薬を中心にした化学療法をしていたが,2年前を最後に治療自己中断),不安定狭心症,認知症,スティーブンス・ジョンソン症候群(被疑薬はイマチニブ)
家族歴:特記事項なし
現病歴:右眼の視力低下を自覚して近医眼科を受診したところ,右眼に前房内蓄膿および虹彩ルベオーシスがみられたため,広島大学病院ぶどう膜炎外来に紹介された。過去には何度か前房内炎症があり,0.1%フルオロメトロン点眼で加療したことがある。
参考文献
1)Ottmann OG, Wassmann B:Treatment of Philadelphia chromosome-positive acute lymphoblastic leukemia. Hematology Am Soc Hematol Educ Program:118-122, 2005
2)急性リンパ芽球性白血病/リンパ芽球性リンパ腫.日本血液学会(編):造血器腫瘍診療ガイドライン2018年版,59-88,金原出版,東京,2018
3)杉本恭子・眞下 永・春田真実:フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ球性白血病の眼内浸潤の1例.あたらしい眼科35:152-155,2018
掲載誌情報