文献詳細
文献概要
連載 眼炎症外来の事件簿・Case23
片眼のルベオーシスを伴う前房蓄膿
著者: 原田陽介1
所属機関: 1広島大学大学院医系科学研究科視覚病態学
ページ範囲:P.808 - P.811
文献購入ページに移動主訴:右眼視力低下
既往歴:糖尿病(無治療),フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ球性白血病(以下,Ph陽性ALL)(チロシンキナーゼ阻害薬を中心にした化学療法をしていたが,2年前を最後に治療自己中断),不安定狭心症,認知症,スティーブンス・ジョンソン症候群(被疑薬はイマチニブ)
家族歴:特記事項なし
現病歴:右眼の視力低下を自覚して近医眼科を受診したところ,右眼に前房内蓄膿および虹彩ルベオーシスがみられたため,広島大学病院ぶどう膜炎外来に紹介された。過去には何度か前房内炎症があり,0.1%フルオロメトロン点眼で加療したことがある。
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