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あとがき
著者: 井上幸次
所属機関:
ページ範囲:P.930 - P.930
文献購入ページに移動 このあとがきを書いているのは5月の後半で,大阪や京都の緊急事態宣言が解除になりましたが,首都圏はまだという状況にあります。半年前の1号のあとがきを書いていたときには2020年はオリンピックを中心に動く年になるとばかり思っていたので,その落差に驚きます。私は角膜感染症を専門としていることもあって,常日頃,感染症は医学の中ではとても重要な分野なのだということを学生さんや若い先生方に話をしており,再生医学のような先端的な医学も大事だが,もっと感染症が重要視されるべきだと思っていました。それがまさかこんな形で全世界のすべての人が感染症に注目するようになるなんて,思ってもみませんでした。報道で,再生医学の最先端を担っておられる山中伸弥先生が新型コロナウイルス感染についてのさまざまなコメントを出されているのも象徴的な現象だなと感じています。
眼科でもやはり感染症が重要なことは間違いなく,例えば本号の日本臨床眼科学会講演集の13の論文のうち,6つの論文には感染症が絡んでいるのです。眼科診療における感染症の重要性を示す一つの証左だと我田引水的に思っています。
眼科でもやはり感染症が重要なことは間違いなく,例えば本号の日本臨床眼科学会講演集の13の論文のうち,6つの論文には感染症が絡んでいるのです。眼科診療における感染症の重要性を示す一つの証左だと我田引水的に思っています。
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