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特集 もう悩まない ぶどう膜炎の診断と治療—達人の診療プロセスを教えます 【汎ぶどう膜炎】
サイトメガロウイルス網膜炎
著者: 丸山和一1
所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科視覚情報制御学寄附講座
ページ範囲:P.54 - P.57
文献購入ページに移動●CMV抗原血症が陰転化したとしても,CMV網膜炎の活動性が低くなっているわけではない。
●CMV網膜炎は特徴的な所見があるため,眼底所見から診断は可能である。しかし,確定診断にはPCR法を用いてCMVDNAを確認する。
●CMV網膜炎には劇症型と顆粒型の網膜病変を認めるため,2種類のタイプを覚えておく。
●CMV網膜炎は特徴的な所見があるため,眼底所見から診断は可能である。しかし,確定診断にはPCR法を用いてCMVDNAを確認する。
●CMV網膜炎には劇症型と顆粒型の網膜病変を認めるため,2種類のタイプを覚えておく。
参考文献
1)Sugita S, Ogawa M, Shimizu N et al:Use of a comprehensive polymerase chain reaction system for diagnosis of ocular infectious diseases. Ophthalmology 120:1761-1768, 2013
2)Jabs DA, Nussenblatt RB, Rosenbaum JT;Standardization of Uveitis Nomenclature (SUN) Working Group:Standardization of uveitis nomenclature for reporting clinical data. Results of the First International Workshop. Am J Ophthalmol 140:509-516, 2015
3)坂上憲史:眼感染症セミナー Immune Recovery Uveitis.あたらしい眼科22:775-776,2005
4)永田洋一:サイトメガロウイルス網膜炎.岡田アナベルあやめ(編):眼科プラクティス16 眼内炎症診療のこれから.120-125,文光堂,東京,2007
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