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連載 国際スタンダードを理解しよう! 近視診療の最前線・4
—小児の近視をみたらどうすればよいか?—小児の近視の診断方法と分類
著者: 南雲幹1
所属機関: 1井上眼科病院
ページ範囲:P.92 - P.96
文献購入ページに移動◆他覚的屈折検査では調節麻痺薬を用い,正確な屈折値を把握する。
◆診断を行うための必要な検査には他覚的屈折検査,自覚的屈折検査のほか,眼軸長検査,OCTなどがあり,年齢,屈折値など個々の症例に合わせて必要な検査を選択し実施する。
◆近視の分類には屈折程度,発症時期,視機能障害を伴うかどうかなど,いくつかの分類がある。
◆診断を行うための必要な検査には他覚的屈折検査,自覚的屈折検査のほか,眼軸長検査,OCTなどがあり,年齢,屈折値など個々の症例に合わせて必要な検査を選択し実施する。
◆近視の分類には屈折程度,発症時期,視機能障害を伴うかどうかなど,いくつかの分類がある。
参考文献
1)所 敬:屈折異常とその矯正 改定第4版.210-212金原出版,東京,2004
2)若山曉美・仁科幸子・三木淳司・他:調節麻痺薬の使用に関する施設基準および副作用に関する調査—多施設共同研究.日眼会誌121:529-534,2017
3)石井祐子:調節障害.日本視能訓練士協会(監),松本富美子・小林克彦・石井祐子・他(編):光学・眼鏡.294-296,医学書院,東京,2018
4)林 思音:乳幼児の屈折スクリーニング.あたらしい眼科36:973-977,2019
5)長谷部佳世子:自覚的屈折検査 日本近視学会・日本小児眼科学会・日本視能訓練士協会(編):小児の近視—診断と治療.82-85,三輪書店,東京,2019
6)長谷部 聡:近視進行予防の理論的背景.あたらしい眼科33:1419-1426,2016
7)所 敬・大野京子(編):近視 基礎と臨床.25-27,金原出版,東京,2012
8)The impact of myopia and high myopia:Report of the Joint World Health Organization-Brien Holden Vision Institute Global Scientific Meeting on Myopia, 2015
9)日本近視学会ホームページ:近視の疾患診療,診断のガイドラインなど,近視の定義と分類https://www.myopiasociety.jp/member/guideline/(閲覧日:2020年10月7日)
10)所 敬:弱視近視(学校近視)と強度近視は関係あるのか? あたらしい眼科33:1397-1405,2016
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