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文献概要
増刊号 この症例このまま診ていて大丈夫? 病診連携にもとづく疾患別眼科診療ガイド 1 眼瞼・結膜
兎眼
著者: 鄭暁東1
所属機関: 1医療法人はなみずき眼科
ページ範囲:P.47 - P.52
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クリニックから病院へ紹介するとき
・初診時すでに重症の場合.
① 角膜感染併発,穿孔の場合は早急に紹介する.
② 高度な充血,角膜上皮障害がみられた場合は,点眼,軟膏塗布治療を開始してから紹介する.
・軽症や中等症とみられても,点眼,軟膏塗布など保存的加療で改善しない場合も紹介する.
病院からクリニックへ逆紹介するとき
・兎眼に対して眼形成手術を行い,眼瞼形態の正常化が得られたとき.
・兎眼による眼表面の炎症が鎮静化し,上皮障害の治癒が得られたとき.
クリニックから病院へ紹介するとき
・初診時すでに重症の場合.
① 角膜感染併発,穿孔の場合は早急に紹介する.
② 高度な充血,角膜上皮障害がみられた場合は,点眼,軟膏塗布治療を開始してから紹介する.
・軽症や中等症とみられても,点眼,軟膏塗布など保存的加療で改善しない場合も紹介する.
病院からクリニックへ逆紹介するとき
・兎眼に対して眼形成手術を行い,眼瞼形態の正常化が得られたとき.
・兎眼による眼表面の炎症が鎮静化し,上皮障害の治癒が得られたとき.
参考文献
1)Fu L, Patel BC:Lagophthalmos. In:StatPearls[Internet]. PMID:32809496, StatPearls Publishing, Treasure Island 2021
2)Ishida Y, Takahashi Y, Kakizaki H:Posterior layer advancement of lower eyelid retractors with transcanthal canthopexy for involutional lower eyelid entropion. Eye(Lond)30:1469-1474, 2016
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