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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科75巻11号

2021年10月発行

文献概要

増刊号 この症例このまま診ていて大丈夫? 病診連携にもとづく疾患別眼科診療ガイド 2 角膜

感染性角膜炎

著者: 井上幸次1

所属機関: 1鳥取大学医学部視覚病態学分野

ページ範囲:P.70 - P.74

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クリニック・病院から紹介/逆紹介するときのポイント

クリニックから病院へ紹介するとき

・初診時ですでに重症の場合

 ① その日のうちに紹介可能→抗菌点眼薬を処方せず紹介.

 ② その日のうちに紹介不可能→角膜病巣を擦過して培養に供してから抗菌点眼薬を開始して紹介.

・初診時は軽症や中等症で抗菌薬や抗真菌薬を開始したが治らない場合→治療を変更せずに紹介.

病院からクリニックへ逆紹介するとき

・病巣の瘢痕化と前房炎症消失が完全に得られたとき.

・上皮修復したとき.

参考文献

1)井上幸次・大橋裕一・浅利誠志・他:日本眼感染症学会感染性角膜炎診療ガイドライン第2版作成委員会:感染性角膜炎診療ガイドライン(第2版).日眼会誌117:467-509,2013
2)感染性角膜炎全国サーベイランス・スタディグループ:感染性角膜炎全国サーベイランス—分離菌・患者背景・治療の現況.日眼会誌110:961-972,2006
3)宇野敏彦・福田昌彦・大橋裕一・他:重症コンタクトレンズ関連角膜感染症全国調査.日眼会誌115:107-115,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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