文献詳細
文献概要
増刊号 この症例このまま診ていて大丈夫? 病診連携にもとづく疾患別眼科診療ガイド 2 角膜
ドライアイ
著者: 内野裕一1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.113 - P.118
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クリニックから病院へ紹介するとき
・一般的なドライアイ点眼薬にて他覚的所見/自覚的な症状が改善しない.
・クリニックでは涙点プラグを使用できない.
・重症な涙液分泌減少型ドライアイを認めるものの,Sjögren症候群などの全身疾患の精査ができない.
病院からクリニックへ逆紹介するとき
・既存の処方点眼薬や人工涙液のみで,改善した自覚症状や他覚所見の維持が見込める.
・改善した自覚症状に患者自身が満足しており,定期的な診察は2〜3か月おきとなっている.
クリニックから病院へ紹介するとき
・一般的なドライアイ点眼薬にて他覚的所見/自覚的な症状が改善しない.
・クリニックでは涙点プラグを使用できない.
・重症な涙液分泌減少型ドライアイを認めるものの,Sjögren症候群などの全身疾患の精査ができない.
病院からクリニックへ逆紹介するとき
・既存の処方点眼薬や人工涙液のみで,改善した自覚症状や他覚所見の維持が見込める.
・改善した自覚症状に患者自身が満足しており,定期的な診察は2〜3か月おきとなっている.
参考文献
1)島﨑 潤・横井則彦・渡辺 仁・他,ドライアイ研究会:日本のドライアイの定義と診断基準の改訂(2016年版).あたらしい眼科34:309-313,2017
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