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文献概要
増刊号 この症例このまま診ていて大丈夫? 病診連携にもとづく疾患別眼科診療ガイド 4 白内障
眼内レンズ偏位・落下
著者: 市川浩平1 太田俊彦1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属静岡病院眼科
ページ範囲:P.153 - P.158
文献購入ページに移動クリニックから病院へ紹介するとき
・眼内レンズ(IOL)落下例は手術の適応となるため直ちに病院へ紹介.
・IOL偏位例や明らかなIOL振盪例は,視力障害,単眼複視,グレアなどの自覚症状を認めることが多く,放置すると落下のリスクがあるため直ちに病院へ紹介.
・軽度のIOL振盪を認めても,視力障害,単眼複視,グレアなどの自覚症状を認めない場合は経過観察.
病院からクリニックへ逆紹介するとき
・視力の回復とともに眼内の炎症がほとんど消失して,一過性高眼圧,低眼圧,硝子体出血,囊胞状黄斑浮腫,網膜剝離,術後眼内炎などの合併症を認めないとき.
参考文献
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