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文献概要
増刊号 この症例このまま診ていて大丈夫? 病診連携にもとづく疾患別眼科診療ガイド 7 網膜硝子体
先天性眼底疾患・網膜芽細胞腫
著者: 近藤寛之1
所属機関: 1産業医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.258 - P.262
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クリニックで診るとき
《先天性眼底疾患》
・出生早期に異常を認めた場合には,まず基幹病院に紹介する.
・網膜剝離性疾患では浅前房による緑内障を見逃さないようにする.
《網膜芽細胞腫》
・3歳までは再発の有無の確認のために基幹病院への受診を促す.
病院で診るとき
《先天性眼底疾患》
・網膜剝離性疾患では乳児期に病変の活動性が残っていないかを確認する.
・網膜ジストロフィでは屈折矯正が適切であるかを確認する.
《網膜芽細胞腫》
・家族性の場合には眼球外への転移がないか慎重にフォローする.
クリニックで診るとき
《先天性眼底疾患》
・出生早期に異常を認めた場合には,まず基幹病院に紹介する.
・網膜剝離性疾患では浅前房による緑内障を見逃さないようにする.
《網膜芽細胞腫》
・3歳までは再発の有無の確認のために基幹病院への受診を促す.
病院で診るとき
《先天性眼底疾患》
・網膜剝離性疾患では乳児期に病変の活動性が残っていないかを確認する.
・網膜ジストロフィでは屈折矯正が適切であるかを確認する.
《網膜芽細胞腫》
・家族性の場合には眼球外への転移がないか慎重にフォローする.
参考文献
1)東 範行・寺﨑浩子・日下俊次・他:眼底疾患.東 範行(編):小児眼科学.265-326,三輪書店,東京,2015
2)渡部晃久・近藤寛之・田原明彦・他:混合型第一次硝子体過形成遺残に対する水晶体温存硝子体茎切断術.眼科手術27:253-256,2014
3)鈴木茂伸・柳澤隆昭:網膜芽細胞腫.小児がん診療ガイドライン2016年版.日本小児血液・がん学会(編):153-160,2016
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