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増刊号 この症例このまま診ていて大丈夫? 病診連携にもとづく疾患別眼科診療ガイド 7 網膜硝子体
糖尿病網膜症
著者: 志村雅彦1
所属機関: 1東京医科大学八王子医療センター眼科
ページ範囲:P.263 - P.268
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クリニックから病院へ紹介するとき
・蛍光眼底造影を施行し,介入治療を要するとき→無灌流領域や新生血管が出現している場合.
・蛍光眼底造影ができないとき→眼底に出血がほとんどみられなくても無灌流領域が広がっていることもある.
病院からクリニックへ逆紹介するとき
・網膜症の活動性が鎮静化し,少なくとも3か月以上病態が安定している場合.
・新たな介入治療の必要性がなくなった場合.
クリニックから病院へ紹介するとき
・蛍光眼底造影を施行し,介入治療を要するとき→無灌流領域や新生血管が出現している場合.
・蛍光眼底造影ができないとき→眼底に出血がほとんどみられなくても無灌流領域が広がっていることもある.
病院からクリニックへ逆紹介するとき
・網膜症の活動性が鎮静化し,少なくとも3か月以上病態が安定している場合.
・新たな介入治療の必要性がなくなった場合.
参考文献
1)日本糖尿病眼学会診療ガイドライン委員会:糖尿病網膜症診療ガイドライン(第1版).日眼会誌124:955-981,2020
2)志村雅彦:糖尿病黄斑浮腫.眼科63:137-146,2021
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