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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科75巻11号

2021年10月発行

文献概要

増刊号 この症例このまま診ていて大丈夫? 病診連携にもとづく疾患別眼科診療ガイド 7 網膜硝子体

加齢黄斑変性

著者: 山本有貴1 五味文1

所属機関: 1兵庫医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.269 - P.274

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クリニック・病院から紹介/逆紹介するときのポイント

クリニックから病院へ紹介するとき

・脈絡膜新生血管(CNV)からの出血を伴っていたり,黄斑部に出血が及んでいる場合はできるだけ早めに紹介する.

・Type 1 CNVで網膜下液を少し伴うものなどはやや待機可能.

病院からクリニックへ逆紹介するとき

・基本的には専門施設で経過観察.抗血管内皮増殖因子(VEGF)薬注射の間隔が延長できるようになってきた場合は,クリニックと病診連携し,クリニックで1〜2か月に一度,専門病院は3〜4か月に一度の定期検査となる場合もある.長期にわたり,抗VEGF薬投与なしで滲出性変化が抑えられている場合は患者本人に再燃の可能性を説明し,クリニックへ逆紹介する.

参考文献

1)髙橋寛二・小椋祐一郎・石橋達朗・他;厚生労働省網膜脈絡膜・視神経萎縮症調査研究班加齢黄斑変性治療指針作成ワーキンググループ:加齢黄斑変性の治療指針.日眼会誌116:1150-1155,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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