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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科75巻11号

2021年10月発行

文献概要

増刊号 この症例このまま診ていて大丈夫? 病診連携にもとづく疾患別眼科診療ガイド 8 神経眼科

視野障害

著者: 中村誠1

所属機関: 1神戸大学大学院医学研究科外科系講座眼科学分野

ページ範囲:P.322 - P.327

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クリニック・病院から紹介/逆紹介するときのポイント

クリニックから病院へ紹介するとき

・急性発症の視野障害があるにもかかわらず細隙灯顕微鏡検査・眼底検査で異常がみられないとき.

 ① 片眼性かつ相対的瞳孔求心路障害(RAPD)陽性→その日のうちに病院へ紹介.

 ② 片眼性かつRAPD陰性→予約をとって病院へ紹介.

 ③ 両眼性の場合→可能な限り早く病院へ紹介.

・緑内障で治療中だが,進行が早い,ないし非典型的な視野変化が現れた場合→予約をとって病院へ紹介.

病院からクリニックへ逆紹介するとき

・原疾患が完治したとき.

・原疾患の加療がこれ以上望めず,病院までの通院が困難になったとき.

参考文献

1)中村 誠:神経眼科疾患の光干渉断層計像.日眼会誌120:339-351,2015
2)中村 誠:視路疾患の視野.あたらしい眼科37:1153-1156,2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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