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特集 前眼部検査のコツ教えます。
光学式眼軸長測定装置
著者: 須藤史子1
所属機関: 1東京女子医科大学東医療センター眼科
ページ範囲:P.206 - P.213
文献購入ページに移動●眼内レンズ(IOL)度数計算では,①生体計測の精度を上げること,②適切な計算式を選択すること,③最適化されたIOL定数を使用することの3つが重要となる。
●生体計測は現在ではフーリエドメイン方式搭載装置が主流となり測定は簡便化しているが,得られた測定値が適切であるかを見極める力が逆に要求されている。
●標準解剖を逸脱した特殊解剖眼が約15%に存在することから,盲目的にIOL度数計算をしていると術後屈折サプライズが起こりやすいため要注意である。
●生体計測は現在ではフーリエドメイン方式搭載装置が主流となり測定は簡便化しているが,得られた測定値が適切であるかを見極める力が逆に要求されている。
●標準解剖を逸脱した特殊解剖眼が約15%に存在することから,盲目的にIOL度数計算をしていると術後屈折サプライズが起こりやすいため要注意である。
参考文献
1)Olsen T:Sources of error in intraocular lens power calculation. J Cataract Refract Surg 18:125-129, 1992
2)Norrby S:Sources of error in intraocular lens power calculation. J Cataract Refract Surg 34:368-376, 2008
3)須藤史子:眼内レンズ度数計算update.IOL & RS 26:94-98,2012
4)島村恵美子・須藤史子・蛭田恵理・他:フーリエドメイン眼軸長測定OA-2000とタイムドメイン2機種IOLMaster 500およびAL-Scanの比較.IOL & RS 31:597-605,2017
5)島村恵美子・須藤史子:眼軸長からみたIOL度数計算のコツ.MBオクリスタ63:34-45,2018
6)Tamaoki A, Kojima T, Hasegawa A et al:Clinical evaluation of a new swept-source optical coherence biometer that uses individual refractive indices to measure axial length in cataract patients. Ophthalmic Res 19:1-13, 2019
7)蛭田恵理・島村恵美子・小林千紘・他:光学式眼軸長測定装置ARGOSとIOLMaster 500の比較.IOL & RS 33:110-118,2019
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