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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科75巻3号

2021年03月発行

文献概要

臨床ノート

タブレット端末を用いたトーリック眼内レンズの軸合わせ

著者: 川下晶1 蕪龍大1 岩崎留己1 竹下哲二1

所属機関: 1上天草市立上天草総合病院眼科

ページ範囲:P.336 - P.338

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緒言

 トーリック眼内レンズ(intraocular lens:IOL)は術後の裸眼視力の向上に有用であるが,軸ずれは術後視力に影響を与える1,2)。当科ではこれまで,画像撮影法の変法としてパネル法と名付けた方法で術中の軸合わせを行ってきた3,4)。紙に前眼部写真を印刷していたが,不鮮明であるうえにインク代がかかるという欠点があった。今回筆者らは,タブレット端末を用いることでこれらの問題を解決し,良好な成績を得たので報告する。

参考文献

Toric)の術後成績.IOL & RS 29:562-568,2015
2)森 洋斉・南慶一郎・松永次郎・他:アクリル製フォーダブルトーリック眼内レンズの術後長期成績.眼科手術26:608-612,2013
3)竹下哲二:トーリック眼内レンズ軸合わせ分度器の製作.眼科手術25:97-100,2012
4)小野晶嗣・蕪 龍大・竹下哲二:パネル法を用いてトーリック眼内レンズの軸合わせを行った手術成績.日視会誌41:195-199,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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