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虹彩腫瘍
著者: 水澤剛1 坂本泰二2
所属機関: 1東京医科大学病院 2鹿児島大学
ページ範囲:P.582 - P.582
文献購入ページに移動当院初診時の矯正視力は右1.2,左1.2,眼圧は右17mmHg,左16mmHgであった。前眼部所見は,右眼の虹彩7時方向に白色で若干赤みを帯びた隆起性病変を認め,眼底所見は,下耳側1/2象限にわたる隆起性病変が観察された。当院初診時より3か月は眼病変に変化はなかったが,その後,骨転移が発覚し,初診から半年後に再受診となった。写真はそのときの前眼部写真で,虹彩の隆起病変は増大し,さらに赤みが強くなっている。撮影にはライト製作所のRS-1000を用い,撮影倍率は16倍で撮影している。疾患の凹凸が再現できるように幅広のスリットを60°から照射して陰影を出したのち,赤みが忠実に再現できるように光量を設定して撮影した。
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