文献詳細
文献概要
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あとがき
著者: 堀裕一
所属機関:
ページ範囲:P.710 - P.710
文献購入ページに移動 臨床眼科5月号をお届けいたします。本号は第74回日本臨床眼科学会講演集の第3回目です。今回は13本の学会原著が掲載されました。第74回の臨眼はCOVID-19の影響で完全Web開催となりましたが,学会長の杉山和久先生(金沢大学)の素晴らしいアイディアと実行力で歴史に残る学会になりました。個人的にはプログラム委員長を仰せつかったこともあり,大変感慨深い学会でした。演題も素晴らしいものが多く,やはりコロナ禍でも学術活動は皆さんしっかりと行っておられました。投稿してくださった先生方,査読してくださった先生方,その他,今回の臨眼の関係各位に心から御礼申し上げたいと思います。
「今月の話題」は大鹿哲郎先生による「多焦点眼内レンズによる白内障手術の現状と今後」です。2020年4月より選定医療となった「多焦点眼内レンズによる白内障手術」は,12年間にわたり先進医療の枠組みの中で検討され,結局,医療技術としては初めての「選定医療」となりました。大鹿先生はこの12年間に,日本眼科学会,日本眼科医会,厚労省,政治家,日本医師会,中医協など,さまざまなステークホルダーの間に入って調整をなさってこられました。まさしく大鹿先生しか書けないドキュメンタリーを読んでいるようでした。文章に書けないようなご苦労もたくさんあったと思います。機会があれば,そのあたりの詳しい話もじっくりと聞いてみたいものです。
「今月の話題」は大鹿哲郎先生による「多焦点眼内レンズによる白内障手術の現状と今後」です。2020年4月より選定医療となった「多焦点眼内レンズによる白内障手術」は,12年間にわたり先進医療の枠組みの中で検討され,結局,医療技術としては初めての「選定医療」となりました。大鹿先生はこの12年間に,日本眼科学会,日本眼科医会,厚労省,政治家,日本医師会,中医協など,さまざまなステークホルダーの間に入って調整をなさってこられました。まさしく大鹿先生しか書けないドキュメンタリーを読んでいるようでした。文章に書けないようなご苦労もたくさんあったと思います。機会があれば,そのあたりの詳しい話もじっくりと聞いてみたいものです。
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