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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科75巻7号

2021年07月発行

文献概要

今月の表紙

眼内レンズと後囊の間に迷入した粒状のパーフルオロカーボン(PFC)の超広角眼底写真への映り込み

著者: 名畑浩昌1 中澤満2

所属機関: 1杏林大学医学部付属病院 2弘前大学

ページ範囲:P.862 - P.862

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 症例は55歳,男性。左眼の視野障害を自覚し近医を受診したところ,左眼裂孔原性網膜剝離と診断され,精査加療目的に当院へ紹介となった。初診時の左眼視力は(0.2×IOL()−2.00D),眼圧は17mmHgであった。

 下方基底部付近の小裂孔による広範囲な網膜剝離のため,パーフルオロカーボン(PFC)を使用して網膜下液の排出を行った。術後に右側臥位を継続していたが,術後17日目に前房にPFCの粒が出現し一度洗浄するも取りきれず,術後8か月目に3年前に挿入したIOLと後囊の間に残存PFCの粒が迷入していた(右図)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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