icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科75巻9号

2021年09月発行

文献概要

連載 Clinical Challenge・18

プリズム眼鏡が無効な両眼性複視をきたした症例

著者: 長谷部聡1

所属機関: 1川崎医科大学眼科学2教室

ページ範囲:P.1136 - P.1139

文献購入ページに移動
症例

患者:43歳,男性

主訴:両眼性複視(片眼遮閉では複視なし)

既往歴:21歳時と22歳時に,裂孔原性網膜剝離に対して両眼に強膜内陥術を受けた。33歳で,右眼黄斑円孔の診断で硝子体手術を受けた。43歳で両眼白内障手術を受けた後,両眼性複視を自覚するようになり,自家用車運転など日常生活に支障があるため,近医から川崎医科大学総合医療センター眼科を紹介され受診となった。

家族歴・現病歴:特記すべき事項なし

参考文献

1)De Pool ME, Cambell JP, Broome SO et al:The dragged-fovea diplopia syndrome:clinical characteristics, diagnosis, and treatment. Ophthalmology 112:1455-1462, 2005
2)Hatt SR, Leske DA, Klaehn LD et al:Treatment for central-peripheral rivalry-type diplopia (“Dragged-fovea diplopia syndrome”). Am J Ophthalmol 208:41-46, 2019
3)Ohtsuki H, Shiraga F, Morizane Y et al:Transposition of the anterior superior oblique insertion as a treatment for excylotorsion induced from limited macular translocation. Am J Ophthalmol 137:125-134, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら