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小児緑内障に対する線維柱帯切開術時のシュレム管の同定
著者: 湯浅知世12 杉本洋輔3 西村友美4 奥道秀明2 望月英毅5 木内良明2
所属機関: 1JR広島病院眼科 2広島大学大学院医系科学研究科視覚病態学 3吉島すぎもと眼科 4広島市立安佐市民病院眼科 5草津眼科
ページ範囲:P.1148 - P.1153
文献購入ページに移動対象と方法:2008年7月〜2013年6月に広島大学病院で初回線維柱帯切開術を施行した小児緑内障を対象とした。手術画像で結膜角膜境界部・上直筋からシュレム管までの距離を計測した。
結果:結膜角膜境界部・上直筋からシュレム管までの距離はそれぞれ2.3±1.1mm,5.0±0.8mmであり,上直筋付着部を基準として計測すると,ばらつきが少なかった(p=0.04)。
結論:小児緑内障による形成異常のためシュレム管の同定が困難な症例に対し,上直筋付着部を基準とすると,シュレム管の位置を予測しやすいと思われた。
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