文献詳細
文献概要
連載 国際スタンダードを理解しよう! 近視診療の最前線・12
—成人の近視にはどうしたらよいか?—成人の近視に対するオルソケラトロジー
著者: 平岡孝浩1
所属機関: 1筑波大学医学医療系眼科
ページ範囲:P.1154 - P.1160
文献購入ページに移動◆万人にフィットする矯正法ではないため,適応と禁忌および利点と欠点をよく理解したうえで処方することが重要である。
◆角膜形状変化により角膜多焦点性が増加するため,焦点深度が拡張し調節補助効果も期待できる。
◆成人における近視進行抑制効果に関しては十分なエビデンスが存在せず,今後の研究が必要である。
◆角膜形状変化により角膜多焦点性が増加するため,焦点深度が拡張し調節補助効果も期待できる。
◆成人における近視進行抑制効果に関しては十分なエビデンスが存在せず,今後の研究が必要である。
参考文献
1)公益社団法人日本眼科医会:オルソケラトロジーに関するアンケート調査の集計結果報告(平成30年度).日本の眼科90:198-206,2019
2)村上 晶・吉野健一・植田喜一・他:日本コンタクトレンズ学会オルソケラトロジーガイドライン委員会:オルソケラトロジーガイドライン(第2版).日眼会誌121:936-938,2017
3)Mountford J:Design variables and fitting philosophies of reverse geometry lenses. Orthokeratology:Principles and Practice. Mountford J et al(eds):Butterworth Heinemann, Oxford, 69-107, 2004
4)González-Méijome JM, Carracedo G, Lopes-Ferreira D et al:Stabilization in early adult-onset myopia with corneal refractive therapy. Cont Lens Anterior Eye 39:72-77, 2016
5)Gifford P, Swarbrick HA:Refractive changes from hyperopic orthokeratology monovision in presbyopes. Optom Vis Sci 90:306-313, 2013
掲載誌情報