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Book Review
眼科臨床エキスパート 所見から考えるぶどう膜炎 第2版
著者: 平野耕治1
所属機関: 1トヨタ記念病院眼科
ページ範囲:P.1724 - P.1724
文献購入ページに移動 眼球は,大ざっぱに言えば膠原線維の膜(角膜・強膜),血管の膜(虹彩・毛様体・脈絡膜),神経の膜(網膜)の3枚で構成されている。血管の膜は暗紫色を呈しているため,眼球から膠原線維の膜を取り去った際の外観から,虹彩・毛様体・脈絡膜を合わせて「ぶどう膜」と呼ぶ。このぶどう膜は血管が豊富な故,炎症を起こしやすく,膠原病や自己免疫疾患,がん,感染症などの全身疾患に由来した異常所見を見ることも多い。
眼科医師として,このぶどう膜の炎症を苦手と感じるのは,何だかよくわからないこと,治療に終わりが見えないこと,最近話題の生物学的製剤は高価で安易に使えないこと,眼科医だけでは解決できない疾患が多い,といった高いハードルを感じるからである。
眼科医師として,このぶどう膜の炎症を苦手と感じるのは,何だかよくわからないこと,治療に終わりが見えないこと,最近話題の生物学的製剤は高価で安易に使えないこと,眼科医だけでは解決できない疾患が多い,といった高いハードルを感じるからである。
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