臨床眼科76巻2号

2022年02月発行

特集 眼瞼疾患の「切らない」治療 vs 「切る」治療

眼瞼下垂症の「切らない」治療—経結膜眼瞼下垂手術

著者： 緒方有香¹

所属機関： ¹緒方眼科クリニック

ページ範囲：P.177 - P.183

●経結膜眼瞼下垂手術では，経結膜的に挙筋腱膜およびミュラー筋を瞼板に固定する。

●軽度の眼瞼下垂に対し，ダウンタイムが短く自然な仕上がりを期待できる。

●手術手技，通糸法のポイントについて説明する。

＊本論文中，動画マークのある箇所につきましては，関連する動画を見ることができます（公開期間：2025年2月）。

参考文献

1）小田島祥司：経結膜的Müller筋タッキング通糸法．大鹿哲郎（監），野田実香（編）：眼手術学＜2＞眼瞼．302-308，文光堂，東京，2013

2）清水雄介：経結膜的挙筋腱膜タッキング術．大鹿哲郎（監），野田実香（編）：眼手術学＜2＞眼瞼．309-317，文光堂，東京，2013

3）真崎信行・小室裕造：埋没式眼瞼下垂手術．PEPARS 171：55-60，2021

4）前多一彦：皮膚を切らない眼瞼下垂手術．PEPARS 160：34-46，2020

5）柿﨑裕彦（編著）：チーム柿﨑の外来眼形成手術．メディカ出版，大阪，2016