臨床眼科76巻2号

2022年02月発行

特集 眼瞼疾患の「切らない」治療 vs 「切る」治療

上眼瞼内反症の「切らない」治療—埋没重瞼術による上眼瞼内反症の治療

著者： 奥村仁¹

所属機関： ¹井上眼科病院

ページ範囲：P.197 - P.203

●瞼の症状に合わせて，切開法と埋没法の術式を選択する。

●ブジー・シミュレーションでデザインを決定する。

●計画した位置（層）に糸を入れるテクニックを身につける。

＊本論文中，動画マークのある箇所につきましては，関連する動画を見ることができます（公開期間：2025年2月）。

参考文献

1）Shirakabe Y, Kinugasa T, Kawata M et al：The double-eyelid operation in Japan：Its evolution as related to culture changes. Ann Plast Surg 15：224-241, 1985

2）真崎信行：眼瞼下垂修正術．久保田潤一郎（編著）：外来で容易にできる若返り美容医療の実際—アンチエイジング医療とスキンケア．192-197，永井書店，大阪，2004

3）Megumi Y：Double eyelid procedure by removal of transconjunctival orbital fat and buried sutures combined with sling technique to avoid wounding the eyelid. Aesthetic Plast Surg 21：254-257, 1997

4）石井秀典・阪田和明：埋没重瞼術．形成外科57：951-958，2014

5）鶴切一三：重瞼術；埋没法—瞼板に固定する方法．形成外科42：1009-1017，1999

6）市田正成：結膜側結紮法による新しい埋没式重瞼術．日美外報14：9-17，1992

7）中北信昭・古山登隆：埋没法を用いた重瞼術（2）．形成外科55：141-149，2012

8）広比利次：埋没法による重瞼術．形成外科50：985-994，2007

9）小住和徳：重瞼術と眼瞼除皺術 重瞼術 埋没法—挙筋に固定する方法．形成外科42：1019-1028，1999