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文献概要
海外留学 不安とFUN・第75回
ボストン研究留学のすゝめ・2
著者: 富田洋平12
所属機関: 1 2慶應義塾大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.432 - P.433
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私は2018年4月に渡米後,2年ほどで帰国する予定で計画を立てていたので,急ピッチで実験を進めていました。日本にいた頃から注目していたFGF21に関しては,網膜の血管透過性との関連を評価する研究を行いました。また,オメガ3脂肪酸の受容体の1つである遊離脂肪酸受容体(FFAR)4の研究は,脈絡膜新生血管とのかかわりを検証しました。同僚がある程度ベースを築いておいてくれたおかげで,2020年3月までに2つの論文がアクセプトされました。また,増殖糖尿病網膜症患者の硝子体のメタボローム解析を日本・カナダの大学と進めていたのですが,ヒト・マウスともよい解析結果が出て,自分たちのラボでもメカニズムの解明の研究をスタートさせました。
その頃には長期滞在も視野に入れ始めたため,こちらでも複数のグラントに応募し,いくつかを取得することができました。当初は2020年の夏のオリンピックまでと考えていた滞在も,延期することに決めました。
私は2018年4月に渡米後,2年ほどで帰国する予定で計画を立てていたので,急ピッチで実験を進めていました。日本にいた頃から注目していたFGF21に関しては,網膜の血管透過性との関連を評価する研究を行いました。また,オメガ3脂肪酸の受容体の1つである遊離脂肪酸受容体(FFAR)4の研究は,脈絡膜新生血管とのかかわりを検証しました。同僚がある程度ベースを築いておいてくれたおかげで,2020年3月までに2つの論文がアクセプトされました。また,増殖糖尿病網膜症患者の硝子体のメタボローム解析を日本・カナダの大学と進めていたのですが,ヒト・マウスともよい解析結果が出て,自分たちのラボでもメカニズムの解明の研究をスタートさせました。
その頃には長期滞在も視野に入れ始めたため,こちらでも複数のグラントに応募し,いくつかを取得することができました。当初は2020年の夏のオリンピックまでと考えていた滞在も,延期することに決めました。
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