文献詳細
文献概要
連載 Clinical Challenge・27
眼球外傷の鑑別診断
著者: 恩田秀寿1
所属機関: 1昭和大学医学部眼科学講座
ページ範囲:P.718 - P.721
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患者:28歳,男性
主訴:右球結膜出血,眼痛,視力低下
既往歴:特になし
家族歴:特になし
現病歴:化学の蒸留の実験中にフラスコが爆発し,顔面に薬液とフラスコの破片が飛散した。保護眼鏡は着用していなかった。複数箇所の顔面裂傷とともに右球結膜の出血を認めた。さらに,右眼の痛みに伴う流涙を自覚した。救急搬送中に眼科医の指示で大量の生理食塩水で洗眼を行い,事故から1時間12分後に眼科外来を受診した。
患者:28歳,男性
主訴:右球結膜出血,眼痛,視力低下
既往歴:特になし
家族歴:特になし
現病歴:化学の蒸留の実験中にフラスコが爆発し,顔面に薬液とフラスコの破片が飛散した。保護眼鏡は着用していなかった。複数箇所の顔面裂傷とともに右球結膜の出血を認めた。さらに,右眼の痛みに伴う流涙を自覚した。救急搬送中に眼科医の指示で大量の生理食塩水で洗眼を行い,事故から1時間12分後に眼科外来を受診した。
参考文献
1)奥村峻大・吉川大和・外園千恵:眼部化学外傷.OCULISTA 56:37-42,2017
2)齋藤総一郎・立脇祐子・渡邊浩子・他:49年間無症状で経過したガラス片異物の1例.眼科手術18:267-270,2005
3)渡辺彰英・池田恒彦・小泉 閑・他:ロケット花火による眼外傷の2例.眼科手術12:543-546,1999
4)恩田秀寿・植田俊彦・藤澤邦見・他:Baerveldt緑内障implantにより治療された外傷性緑内障の1例.日本職業・災害医学会会誌51:45-49,2003
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