文献詳細
文献概要
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あとがき
著者: 西口康二
所属機関:
ページ範囲:P.1330 - P.1330
文献購入ページに移動 本号の表紙はサルコイドーシス症例の蛍光眼底造影写真です。欧米の親しい友人は,OCTアンジオが世界的に急速に普及したのを背景に,蛍光眼底造影写真を撮る機会が激減したと言っていました。しかし,「生命の温もり」を感じる蛍光眼底造影には,OCTアンジオでは表現できない生きた血管の機能を反映する重要な側面があり,その重要性にあらためて気付かされます。
さて,本号では,第75回日本臨床眼科学会講演集の7回目として14報の論文に加えて,「今月の話題」としては重安千花先生と山田昌和先生による「コンタクトレンズによる重篤な眼障害の全国調査より得たこと」,連載では,24回目を迎える「国際スタンダードを理解しよう!近視診療の最前線」に関しては赤木忠道先生による「緑内障 病的近視による乳頭およびその周囲の構造変化」が掲載されております。また,堀田芙美香先生による「Clinical Challenge」はとても示唆に富んだ角膜感染症の症例です。どの論文も読みごたえがありますが,特に目を引くのは,日本臨床眼科学会講演集のうち3報がNocardia感染による膿瘍の報告であることです。感染の首座は角膜,網膜下,結膜と様々であり,それぞれが迫力のある症例なので,比べながら読むことをお勧めします。
さて,本号では,第75回日本臨床眼科学会講演集の7回目として14報の論文に加えて,「今月の話題」としては重安千花先生と山田昌和先生による「コンタクトレンズによる重篤な眼障害の全国調査より得たこと」,連載では,24回目を迎える「国際スタンダードを理解しよう!近視診療の最前線」に関しては赤木忠道先生による「緑内障 病的近視による乳頭およびその周囲の構造変化」が掲載されております。また,堀田芙美香先生による「Clinical Challenge」はとても示唆に富んだ角膜感染症の症例です。どの論文も読みごたえがありますが,特に目を引くのは,日本臨床眼科学会講演集のうち3報がNocardia感染による膿瘍の報告であることです。感染の首座は角膜,網膜下,結膜と様々であり,それぞれが迫力のある症例なので,比べながら読むことをお勧めします。
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