文献詳細
増刊号 眼科の処置・小手術・最新の治療—基本手技から緊急時の対応まで〔特別付録Web動画〕
1.外眼部(眼瞼・眼窩・涙道)
文献概要
●治療の基本方針:内科的治療→外科的治療
点眼,軟膏,抗菌薬内服などの内科的治療は,外科的治療を行う・行わないにかかわらず行ってよい.疼痛など症状が強い場合は切開を考慮する
●麻酔方法:局所麻酔か全身麻酔か
成人は局所麻酔をためらうことはほぼないが,小児は可能な限り全身麻酔下で行いたい.施設により状況が異なるので,小児への局所麻酔にも慣れておく
●切開方法:皮膚切開か結膜切開(瞼板切開)か
病巣へのアプローチは,近いほうから切ると病変を逃がしにくい.皮膚を切るのをためらって遠い結膜側から切開し「何も出なかった」ということにならないよう,切開を決めたらためらわず病巣に近い方向からアプローチする
点眼,軟膏,抗菌薬内服などの内科的治療は,外科的治療を行う・行わないにかかわらず行ってよい.疼痛など症状が強い場合は切開を考慮する
●麻酔方法:局所麻酔か全身麻酔か
成人は局所麻酔をためらうことはほぼないが,小児は可能な限り全身麻酔下で行いたい.施設により状況が異なるので,小児への局所麻酔にも慣れておく
●切開方法:皮膚切開か結膜切開(瞼板切開)か
病巣へのアプローチは,近いほうから切ると病変を逃がしにくい.皮膚を切るのをためらって遠い結膜側から切開し「何も出なかった」ということにならないよう,切開を決めたらためらわず病巣に近い方向からアプローチする
参考文献
1)Arita R et al:J Clin Med 11, 5338, 2022
2)Liu Y et al:JAMA Ophthalmol 132:226-228, 2014
3)後藤 浩:臨眼65:7-10,2011
4)井上雄二・他:日本皮膚科学会雑誌127:1659-1687,2017
掲載誌情報