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増刊号 眼科の処置・小手術・最新の治療—基本手技から緊急時の対応まで〔特別付録Web動画〕 1.外眼部(眼瞼・眼窩・涙道)
眼瞼への麻酔・切開・縫合
著者: 清水英幸1 上田幸典1
所属機関: 1聖隷浜松病院眼形成眼窩外科
ページ範囲:P.29 - P.35
文献購入ページに移動なるべく細い針を用いて,ゆっくり眼瞼の耳側から順に三叉神経の走行に沿って注入する
麻酔薬は筋層からの出血を予防するために,皮下から眼輪筋浅層に注入する
眼瞼後葉から結膜下に手術操作が及ぶ場合には結膜下麻酔も行う
全身麻酔下でも局所麻酔を併用して手術を行う
●切開のポイント
予定切開線の皮膚に十分な緊張を水平・垂直方向にかけながら切開する
皮膚面に対して垂直にメス刃を立て,メス刃の腹で切開する
一刀で深く切り込まずに皮膚,眼輪筋と順に切開する
●縫合のポイント
組織学的に各層が連続するように縫合する
創円に十分な血流が供給されるように縫合する
瘢痕収縮を予想した縫合をする
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