臨床眼科77巻11号

2023年10月発行

増刊号 眼科の処置・小手術・最新の治療—基本手技から緊急時の対応まで〔特別付録Web動画〕 1．外眼部（眼瞼・眼窩・涙道）

下眼瞼内反症の外科的治療

著者： 林憲吾¹

所属機関： ¹横浜桜木町眼科

ページ範囲：P.36 - P.41

●切開法（Jones変法など）は再発率が低くいが，手技が煩雑で時間がかかる

●埋没法は出血が少なく，手技が簡便かつ短時間施行可能であり，低侵襲である

●水平方向の弛緩をpinch testで確認する

●水平方向の弛緩の有無により，2種類の埋没法を使い分ける

＊本論文中，動画マークのある箇所につきましては，関連する動画を見ることができます（公開期間：2028年10月）．

参考文献

1）Smith BC et al：Ophthal Plast Reconstr Surg 2：287-298, 1983

2）Wright M et al：Br J Ophthalmol 83：1060-1063, 1999

3）Meadow AER et al：Orbit 18：177-181, 1999

4）Scheepers MA et al：Ophthalmology 117：352-355, 2010

5）林　憲吾・他：日眼会誌115：529-534，2011

6）佐藤　佑・他：眼科手術35：309-314，2022

7）Kinoshita S et al：J Craniofac Surg 32：1143-1146, 2021

8）Barnes JA et al：Ophthalmology 113：92-96, 2006

9）Lee H et al：Br J Ophthalmol 98：1579-1582, 2014